もずの独り言・はてな版

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【みんな生きている】シェーンバッハ・サボー(4)/加藤勝信編

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加藤勝信拉致問題担当大臣衆議院議員

《国民の皆様の強い怒りと、そして解決に向けての強い決意を》

■今年ももう9月が終わろうとしている

本日(9月23日)は、「全拉致被害者の即時一括帰国を!」国民大集会に、連休の狭間ではありますがこうして多くの皆さん方にご出席をいただきましたことに、担当大臣として心から御礼を申し上げます。

またこの集会の開催に当たり、家族会、救う会拉致議連、知事の会、そして地方議会全国協議会の皆さん方に多大なるご努力をいただきましたことに、改めて敬意と感謝を申し上げます。

1977年9月19日に久米 裕さん、初めて政府に認定された拉致被害者の方ですが、拉致されてから41年の年月が経ちました。先ほど総理からお話がありました。2002年9月17日の日・朝首脳会談から16年、そして昨年家族会、救う会の皆さん方の運動方針に、「今年こそは」という文言が入って、そして今年も「今年こそは」、そして既に9月も終わろうとしています。

大変残念ながら2002年に5人の方々が帰国されて以来、一人の帰国の実現も、そしてそれに対する道筋も見えていない中で、本当に残念ながら愛するご家族とお会いすることを楽しみにしながら、残念ながら亡くなられた方もいらっしゃるところです。

私も拉致担当大臣に就任させていただいてから3年が経ちます。本当にこの間、進まなかったことに対して拉致被害者の皆さん、ご家族の皆さん、そして運動を推進していただいている皆さんに心からお詫びを申し上げたいと思います。

■米・朝首脳会談

こうした中で6月12日、歴史的な米・朝首脳会談がありました。トランプ(Donald John Trump)大統領からは、安倍総理拉致問題に関する考え方を伝えていただいた。このことは大きな成果だったと思います。

またそれを確固たるものにするということで、今総理は訪米をされ、日・米首脳会談をされるということです。私も今週訪米することにしており、拉致問題について関係者としっかりと議論をし、それに向けて働きかけをしていきたいと思います。

■最後は総理が北朝鮮と直接対決

こうした拉致問題の解決で、アメリカはもとより韓国を初め、国際社会の理解、また応援が必要なことはもとよりでありますが、やはり何といっても日本が、そして政府が主体的に取り組んでいかなければなりません。

先ほど総理からもありましたが、最終的には総理が金正恩キム・ジョンウン)国務委員長と、日・朝の首脳会談ということで直接議論をしていく。そうした中で初めて解決がなされていく。しかし、それに向けては、拉致問題の解決、これに資する会談でなければならないということです。

それに向けて我々もしっかり努力をしていきたいと思っていますが、この集会に先立ち、ご家族の皆さんとも懇談をさせていただきました。その場においても、ご家族の皆さん方から、一日も早いすべての拉致被害者の帰国をという思いと、他方で焦ってはならない、解決の道筋が見えるまでは政府は安易に動かない。着実な工作をしっかりと目指してほしいという要望もいただきました。

私たちも、本当に一刻も猶予がならないとの思いをしっかりと共有しながら、今の二つのお考えも踏まえながら、協議に向けて進めさせていただきたいと思います。

そうした中で、今日のこの集会もそうですが、やはり国民の皆様方お一人お一人がこの問題に強い怒りと、そして解決に向けての強い決意を示していただくということが政府の後ろ盾になり、また解決に大きく資することにつながるわけです。

■啓発活動に注力

政府としても拉致問題に関する啓発活動に力を入れております。特にこれまで拉致問題に触れる機会の少なかった若い皆さん方に、この問題をしっかりと認識をしてもらおうと、こういうことがあったことを知ってもらおうということで、昨年度から中高生を対象とした作文のコンクールを実施し、また現在今年度分の応募も受け付けているところです。

さらに今年度からの新たな事業として、小中高の学校の先生方を対象として授業での拉致問題の取り上げ方に関する研修会も実施することにしています。また特定失踪者問題調査会とも連携しながら北朝鮮に向けてのラジオ放送を行っており、今後ともその充実、強化にも取り組んでいきたいと考えています。

また地方公共団体の皆さんに対して、広報紙において拉致問題をテーマとする催しを例年以上に大きく取り上げていただきたい、理解促進を強化していただきたいというお願いをさせていただいたところです。

本日の集会には知事の会あるいは地方議会全国協議会の皆さん方もご出席です。

そういう面でもご協力を重ねてお願いしたいと思います。

■国内の取り組みと国際連携

こうした取組みを通じて、拉致問題の解決に向けて、国民の皆さんの、また国内の機運を醸成するとともに、米国、韓国を初めとした国際社会としっかり連携をしていく。そしてその上に立って、今色々な動きがありますので、その上でのチャンスは絶対に取り逃がさない。そして拉致被害者の一日も早い帰国に向けて、政府が主体的に、最優先、最重要の課題として取組んでいくという決意を強く持って、私たちも取組んでいきたいと考えています。

どうか皆さん方にも、引き続きのご支援とご協力を賜りますよう心からお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

ありがとうございました。

■政府拉致問題HP

http://www.rachi.go.jp/

警察庁HP

http://www.npa.go.jp/

救う会全国協議会HP

http://www.sukuukai.jp/

特定失踪者問題調査会HP

http://www.chosa-kai.jp/

◆昭和53(1978)年6月頃

元飲食店店員拉致容疑事案

被害者:田中 実さん(拉致被害時28歳)

欧州に向け出国したあと失踪。

平成14年10月にクアラルンプールで行われた日・朝国交正常化交渉第12回本会談及び平成16年に計3回行われた日・朝実務者協議において我が方から北朝鮮側に情報提供を求めたが、第3回協議において北朝鮮側より北朝鮮に入境したことは確認できなかった旨回答があった。

平成17年4月に田中 実さんが拉致認定されて以降、政府は北朝鮮側に対し即時帰国及び事案に関する真相究明を求めてきているが、これまでに回答はない。

兵庫県警HP

http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/

救う会兵庫HP

http://www.sukuukai078.net/04.html

救う会兵庫facebook

http://www.facebook.com/sukuukai078

[In or around June 1978: Former restaurant worker abducted]

Abductee: Minoru Tanaka (28, male, Hyogo Prefecture)

Disappeared after departing Japan for Europe.

The GoJ requested that North Korea provide information on this case at the 12th round of Japan-North Korea Normalization Talks held in Kuala Lumpur in October 2002 and all three Japan-North Korea Working-Level Consultations held in 2004. During the third round of consultations, North Korea asserted that there is no evidence that Mr. Tanaka had ever entered North Korean territory.

Since April 2005, when the GoJ officially identified Minoru Tanaka as an abductee, the GoJ has demanded that North Korea immediately allow him to return to Japan and provide a full accounting of his case. North Korea, however, has not responded.

《特定失踪者・金田竜光さんについて》

◆氏名:金田 竜光

(かねだたつみつ)

◆失踪年月日:昭和54(1979)年ごろ

◆生年月日:昭和27(1952)年

◆性別:男

◆当時の年齢:26歳

◆当時の住所:兵庫県神戸市東灘区青木

◆当時の身分:ラーメン店店員

◆身長:180cm

◆失踪場所:神戸市東灘区

【失踪状況】

金田さんは韓国籍

田中 実さん(昭和53年に拉致)と同じ施設で育った。

昭和52年ごろ、田中 実さん拉致実行犯・韓竜大(ハン・ヨンデ)が経営するラーメン店「来大」に就職。昭和53年に田中 実さんを「来大」に紹介し、ともに働く。同年、韓竜大の誘いにより、田中 実さんがオーストリア・ウィーンに出国。

半年ほどして、田中 実さんが差出人になっているオーストリアからの国際郵便を受け取る。その内容は「オーストリアはいいところであり、仕事もあるのでこちらに来ないか」との誘いであった。

田中さんの誘いを受け、打ちあわせと言って東京に向かったが、以後一切連絡がなく、行方不明となる。

連絡がないことを不思議に思った友人が、この間の事情を知る韓竜大に再三説明を求めたが、「知らない」と繰り返す。

その後失踪した2人を知る友人たちの間で「2人は北朝鮮にいる」との噂が広まり、韓竜大に近づく者がいなかった。

救う会兵庫」は平成14年10月に韓竜大、15年7月にその共犯である曹廷楽(チョ・ジョンガリ)についての告発状を兵庫県警に提出している。

兵庫県警HP

http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/

救う会兵庫HP

http://www.sukuukai078.net/04.html

救う会兵庫facebook

http://www.facebook.com/sukuukai078

【SEA OF MERCY】

The book named “Sea of Mercy”

13-year- old junior high school student Takeshi Terakoshi was abducted in May 1963.

He went fishing with his two uncle, Shoji and Soto-o Terakoshi. The fishingboat named Kiyomaru left for the fishing ground nearby Noto island, Ishikawa prefecture.

Kiyomaru encountered North Korean spy vessel. Spies were afraid of detection.

Soto-o and Takeshi were abducted and carried to Chong-jin city. Shoji was considered to be killed at the site.

Families, fellow fishermen and coast guard searched the area, but they could find only Kiyomaru and Takeshi’s school uniform.

They thought 3 persons were in disress and died. Funeral service was held.24 Years were passed.

In 1987, Soto-o’s sister received the letter from Soto-o and surprised.

Soto-o wrote “Takeshi and I am living in Gusong, North Korea”.

Takeshi’s father and mother visited to North Korea in1988 and met with Soto-o and Takeshi.

But they couldn’t say how they carried to North Korea because NK officials watched them.

North Korea made the story of their shipwreck accident and lifesaving.

Since then, Takeshi’s parents visited to him a lot of times but Takeshi and his family members cannot say that Takeshi and his uncles were abducted.

In 1997, Megumi Yokota case was appeared in the media and the national congress. Terakoshi’s case was also observed as an abduction case. But “he” denied that he was abducted and praised North Korea and the Kim family.

In December 2001, Pyongyang publishing company published a book named “Sea of Mercy”.

The author is Kim Myong-ho, Takeshi’s Korean name.

In that book, Takeshi wrote that they are not the abduction victims but happily living in North Korea after they ware saved. Moreover “he" denied other abduction case such as Megumi Yokota and Yaeko Taguchi in this book.

Nine months later, Kim Jong-il admitted and appologized for the abduction activities.

But North Korea still denies Terakoshi’s case as abduction and Takeshi and his family cannot say he was abduction victim because Takeshi himself is a hostage.

“Sea of Mercy”, the title is a symbol of North Korean regime.