もずの独り言・はてな版

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【みんな生きている】シェーンバッハ・サボー2019(2)/古屋圭司編

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(令和元年9月16日)

古屋圭司拉致議連会長、元拉致問題担当大臣衆議院議員

《被害者家族の思いを共有し怒りを北朝鮮にぶつけたい》

■特定失踪者家族からの手紙

今日は同じ志を持つ仲間が一堂に会していただきました。感謝申し上げます。

また安倍内閣総理大臣、並びに菅拉致問題担当大臣にもご臨席をいただいています。感謝申し上げます。

実は先週、私は特定失踪者の家族から長い、心のこもった手紙をいただきました。10ページほどありました。若干披露させていただきます。

「今年こそ解決できると思って毎日仏様に祈っていました。あるいは署名活動に出た時に、署名に協力してくれた方でさえも、『もう無理なんじゃないの』という声を聞くことがあります。しかし、そこで自分たちが折れたら、もうこれで最後だ。だから歯を食いしばって頑張っているんです。しかし今日は参加することができないので、是非政府の関係者、すべての関係者に、私たち家族がもう一度しっかり抱き合う日を実現するためにお願いします」。

そんなことも記されていました。また昨年は38度線にも行ったそうです。そして38度線から見える北朝鮮の山々を見ながら、このどこかに自分の身内がいるんだろう。なんで助けられないんだろうという思いのたけを、声を限りに発した、ということも書いてありました。

我々は被害者家族の思いを全員が共有し、そして怒りをこめて北朝鮮にぶつける。拉致議連としても、その思いをすべての議員が心に秘めながら、政府をしっかり後押しする。時には叱咤激励しながらも取組んでいく。これが私たちの責務である。このことをまず誓いたいと思います。

金正恩はもう拉致問題を無視出来ない

前回5月19日にここで会(集会)がありました。この時は、トランプ(Donald John Trump)大統領と安倍総理との揺るぎない信頼関係によって、トランプ大統領金正恩キム・ジョンウン)委員長に、3回にもわたって拉致問題に言及したことを話しました。

我々拉致議連として5月の連休に訪米した時、ポッティンジャー(Matthew Pottinger)NSCアジア上級部長からそのことを聞きました。いよいよこれで、アメリカの最高指導者が金正恩委員長に言った以上は、もう無視することはできない、認識せざるを得ないんです。

しかしその後4か月間、目に見える進展は今の所ないようですが、私たちはあらゆる手段を尽くして解決のために頑張っていることだけは是非認識していただきたいと思います。

北朝鮮の本音は「日本からの支援が欲しい」

最近私はハングルの翻訳ソフトを買い、パソコンに入れました。そして朝鮮中央通信を見ています。最近とみに日本に厳しく言っています。これは額面通り受け取ってはいけないのです。これは彼らのやり方なんです。

過去の教訓からして、拉致問題が解決したというのなら批判しないで無視したらいいのにということです。彼らの本音は日本の支援がほしいんです。しかし、その戦略は、「奪い取るものは最大限、譲歩は最小限」です。我々は彼らの戦略をしっかり認識して、我々の戦略を立てていかなければならないと思います。

総理にも後程ご挨拶をいただきますが、相互不信の殻を打ち破って、日・朝首脳が向き合って拉致問題を解決していくというゆるぎない決意と覚悟を披露していただいています。

今や安倍政権は外交的交渉では、私はG7の中でも安定感とその力は圧倒的に一番だと思っています。だからこそ今がチャンスです。我々はこの力をしっかり金正恩委員長にぶつけながら、また議員連盟としてもあらゆる手段を尽くしてすべての拉致被害者を取戻します。家族の皆さんと抱き合う姿を一日も早く、と総理が言っています。みんなで再び結束をして、一番大切な時期を乗り切って、前進していこうではありませんか。

宜しくお願いいたします。

ありがとうございま

した。

救う会全国協議会HP

http://www.sukuukai.jp/

■政府拉致問題HP

http://www.rachi.go.jp/

警察庁HP

http://www.npa.go.jp/

特定失踪者問題調査会HP

http://www.chosa-kai.jp/

北朝鮮人権人道ネットワークfacebook

http://www.facebook.com/nknet2015

■国連の北朝鮮人権調査委員会は2014年2月、北朝鮮帰還事業や拉致問題を含む北朝鮮政府による人権侵害を「人道に対する罪」と認定する最終報告書を発表しました。

<原文>

『Report of the Commission of Inquiry on Human Rights in the Democratic People's Republic of Korea』

https://www.ohchr.org/EN/HRBodies/HRC/CoIDPRK/Pages/ReportoftheCommissionofInquiryDPRK.aspx

<日本語訳>

北朝鮮における人権に関する国連調査委員会(COI)最終報告書』

https://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/hr_ha/page18_000274.html

◆昭和53(1978)年6月頃

元飲食店店員拉致容疑事案

被害者:田中 実さん(拉致被害時28歳)

欧州に向け出国したあと失踪。

平成14年10月にクアラルンプールで行われた日・朝国交正常化交渉第12回本会談及び平成16年に計3回行われた日・朝実務者協議において我が方から北朝鮮側に情報提供を求めたが、第3回協議において北朝鮮側より北朝鮮に入境したことは確認できなかった旨回答があった。

平成17年4月に田中 実さんが拉致認定されて以降、政府は北朝鮮側に対し即時帰国及び事案に関する真相究明を求めてきているが、これまでに回答はない。

兵庫県警HP

http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/

救う会兵庫HP

http://www.sukuukai078.net/04.html

救う会兵庫facebook

http://www.facebook.com/sukuukai078

[In or around June 1978: Former restaurant worker abducted]

Abductee: Minoru Tanaka (28, male, Hyogo Prefecture)

Disappeared after departing Japan for Europe.

The GoJ requested that North Korea provide information on this case at the 12th round of Japan-North Korea Normalization Talks held in Kuala Lumpur in October 2002 and all three Japan-North Korea Working-Level Consultations held in 2004. During the third round of consultations, North Korea asserted that there is no evidence that Mr. Tanaka had ever entered North Korean territory.

Since April 2005, when the GoJ officially identified Minoru Tanaka as an abductee, the GoJ has demanded that North Korea immediately allow him to return to Japan and provide a full accounting of his case. North Korea, however, has not responded.

《特定失踪者・金田竜光さんについて》

◆氏名:金田 竜光

(かねだたつみつ)

◆失踪年月日:昭和54(1979)年ごろ

◆生年月日:昭和27(1952)年

◆性別:男

◆当時の年齢:26歳

◆当時の住所:兵庫県神戸市東灘区青木

◆当時の身分:中華料理店「来大」の店員

◆身長:180cm

◆特徴:

1)非常に痩せていた

2)右小鼻から右目にかけて薄いあざ

3)明るく社交的で友人が多かった

◆失踪場所:神戸市東灘区

【失踪状況】

金田さんは韓国籍

田中 実さん(昭和53年に拉致)と同じ施設で育った。

幼少の折に両親が離婚し、神戸市の児童養護施設に姉と共に預けられる。

昭和43年に同施設を卒園(田中 実さんも同年卒園、ただし田中さんは高卒で3歳年上)。

昭和52年頃、田中 実さん拉致実行犯・韓竜大(ハン・ヨンデ)が経営する中華料理店「来大」に勤務。

昭和53年には田中 実さんを「来大」に紹介し、共に働く。

同じ年の6月6日、韓竜大の誘いにより、田中 実さんがオーストリア・ウィーンに出国。その後半年程して、田中 実さん投函によるオーストリアからの国際郵便を受け取る。

その内容は「オーストリアはいいところであり、仕事もあるのでこちらに来ないか」との誘いであった。田中 実さんの誘いを受け入れ、打ち合わせと言って東京に向かったが、以後一切連絡がなく、行方不明となる。

連絡がないことを不思議に思った友人が、この間の事情を知る韓竜大に再三説明を求めたが、「知らない」と繰り返す。

その後失踪した2人を知る友人たちの間で「2人は北朝鮮にいる」との噂が広まり、韓竜大に近づく者がいなかった。

救う会兵庫」は平成14年10月に韓竜大、15年7月にその共犯である曹廷楽(チョ・ジョンガリ)についての告発状を兵庫県警に提出している。

兵庫県警HP

http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/

救う会兵庫HP

http://www.sukuukai078.net/04.html

救う会兵庫facebook

http://www.facebook.com/sukuukai078

【SEA OF MERCY】

The book named “Sea of Mercy”

13-year- old junior high school student Takeshi Terakoshi was abducted in May 1963.

He went fishing with his two uncle, Shoji and Soto-o Terakoshi. The fishingboat named Kiyomaru left for the fishing ground nearby Noto island, Ishikawa prefecture.

Kiyomaru encountered North Korean spy vessel. Spies were afraid of detection.

Soto-o and Takeshi were abducted and carried to Chong-jin city. Shoji was considered to be killed at the site.

Families, fellow fishermen and coast guard searched the area, but they could find only Kiyomaru and Takeshi’s school uniform.

They thought 3 persons were in disress and died. Funeral service was held.24 Years were passed.

In 1987, Soto-o’s sister received the letter from Soto-o and surprised.

Soto-o wrote “Takeshi and I am living in Gusong, North Korea”.

Takeshi’s father and mother visited to North Korea in1988 and met with Soto-o and Takeshi.

But they couldn’t say how they carried to North Korea because NK officials watched them.

North Korea made the story of their shipwreck accident and lifesaving.

Since then, Takeshi’s parents visited to him a lot of times but Takeshi and his family members cannot say that Takeshi and his uncles were abducted.

In 1997, Megumi Yokota case was appeared in the media and the national congress. Terakoshi’s case was also observed as an abduction case. But “he” denied that he was abducted and praised North Korea and the Kim family.

In December 2001, Pyongyang publishing company published a book named “Sea of Mercy”.

The author is Kim Myong-ho, Takeshi’s Korean name.

In that book, Takeshi wrote that they are not the abduction victims but happily living in North Korea after they ware saved. Moreover “he" denied other abduction case such as Megumi Yokota and Yaeko Taguchi in this book.

Nine months later, Kim Jong-il admitted and appologized for the abduction activities.

But North Korea still denies Terakoshi’s case as abduction and Takeshi and his family cannot say he was abduction victim because Takeshi himself is a hostage.

“Sea of Mercy”, the title is a symbol of North Korean regime.