もずの独り言・はてな版

半蔵ともず、はてなでも独り言です。

【みんな生きている】市川修一さん・増元るみ子さん・曽我ひとみさん《拉致から40年》/NHK[全国]

f:id:Hanzoandmozu:20180818215313j:plain

f:id:Hanzoandmozu:20180818215316j:plain

f:id:Hanzoandmozu:20180818215319j:plain

f:id:Hanzoandmozu:20180818215323j:plain

-その命、見捨てますか?-

《インチキ遺骨ではなくて、拉致被害者を返せ!市川修一さん・増元るみ子さん拉致から40年 情報提供呼びかけ》

【8月9日15時41分】

市川修一さんと増元るみ子さんが鹿児島県の海岸で北朝鮮に拉致されてから40年になるのを前に、家族が拉致現場の近くで情報の提供を求めるチラシを配り、早期帰国への協力を呼びかけました。

市川修一さんと増元るみ子さんは昭和53年8月12日、夕日を見に出かけた鹿児島県日置市の海岸から北朝鮮に拉致されました。

それから40年になるのを前に8月9日、拉致現場の近くで市川さんの兄の健一さんと増元さんの弟の照明さんが情報の提供を求めるチラシ等を配って、早期帰国への協力を呼びかけました。

拉致被害者は16年前に帰国した5人以外はいまも帰国を果たせないままで、家族は政府に対し、北朝鮮に被害者全員の帰国を決断させる取り組みを求めています。

市川健一さんは

「ここに来ると、40年前に一生懸命探し回ったことが走馬灯のように思い出され、つらいです。70歳を過ぎ、最近特に会いたい気持ちが強くなっています。弟たちが救出を待っているので、全員帰ってくるまで戦い続けます」

と話しました。

増元照明さんは

「米・朝首脳会談で拉致問題が提起される等動きが出ていて、政府にはこの最後のチャンスを絶対に逃さずに、被害者全員の帰国という解決に向けてしっかり進めてほしい」

と話しました。

増元照明さん 「政府は取り返す方法を一生懸命考えて」

増元るみ子さんの弟の照明さんは、この40年間、仲のよかった姉との再会を願い続けてきました。

照明さんは4人きょうだいの末っ子で、小さいころから2歳年上のるみ子さんとよく一緒に遊び、父親に叱られたときには、真っ先にかばってくれたといいます。

鹿児島県の実家には、るみ子さんが拉致される直前まで弾いていた琴が残されています。

40年が経った今も、るみ子さんが帰ってきたときにすぐ弾けるよう、弦を張り替え大切に保管しています。

照明さんは、拉致されてから40年になることについて

「姉にとっても、私にとっても、人生の3分の2が過ぎました。そんなに長い時間を北朝鮮で暮らさなければならないのはかわいそうです。40年間なにもできなかったわけだから、『ごめん』としか言いようがありません」

と話し、無念さをにじませました。

るみ子さんの帰りを待ち続けた父の正一さんは、16年前の日・朝首脳会談後に亡くなり、去年12月には、母の信子さんも90歳で亡くなりました。

照明さんは、るみ子さんが拉致された当時、信子さんがショックを受けて体調を崩したことを振り返り、

「お袋はあまり表には出しませんでしたが、自分の娘がいなくなるというのはとんでもない苦しみだったと思います。ことしは本当に動くのではないか、動かさなければならないと感じているので、お袋にはもう少し長生きしてほしかったです。お盆には手を合わせて、『姉を助け出せる可能性が高くなったよ』と伝えたいと思います」

と話しました。

そして

「私自身、姉に会いたいですから、姉に会うまで頑張るつもりです。今回が最後のチャンスで、政府にはこの機会をとらえて、被害者を取り返す方法を一生懸命考えてほしいです」

と話しました。

曽我ひとみさん 「あらゆる手段を講じて交渉を」

北朝鮮に拉致されてから今月12日で40年になるのを前に、曽我ひとみさんがコメントを発表し、日・朝首脳会談の開催を通じてすべての拉致被害者の一刻も早い帰国を求めました。

曽我ひとみさんは、昭和53年に新潟県佐渡市で母親のミヨシさん(当時46歳)とともに北朝鮮に拉致され、曽我さんは平成14年に帰国を果たしましたが、ミヨシさんの消息は、今もわかっていません。

拉致されてから今月12日で40年になるのを前に、曽我さんは9日、コメントを発表しました。

この中で曽我さんは

北朝鮮にいた24年、佐渡に定住するようになって16年、1日も忘れたことのない母の笑顔。この笑顔をもう1度見るため、この10年余り署名活動や講演活動など、さまざまな場所で開催され参加してきましたが、いまだに解決の糸口は見つかっていません」

と悔しさをにじませています。

そのうえで

「40年という時間はあまりにも長すぎます。本当に、本当に時間がありません。日本にいる拉致被害者家族も高齢化し、残された時間と戦っています。日本政府には、1日も早く日・朝首脳会談を開催すべく、あらゆる手段を講じて交渉を進めてほしいと願っています」

として、すべての拉致被害者の一刻も早い帰国を求めました。

■10人が40年前の夏に相次いで拉致

政府が北朝鮮による拉致被害者と認定している17人のうち10人が、40年前の夏に相次いで拉致されました。

40年前の昭和53年6月ごろには、神戸市出身の田中 実さんが、そして6月下旬には、田口八重子さんが拉致されました。

また、7月7日には、福井県小浜市で地村保志さんと妻の富貴恵さんが、31日には、新潟県柏崎市で蓮池 薫さんと妻の祐木子さんが拉致されました。

そして、8月12日には、鹿児島県日置市の海岸で市川修一さんと増元るみ子さん、新潟県佐渡市曽我ひとみさんと母親のミヨシさんの合わせて4人が拉致されています。

■市川修一さんのご家族のメッセージ

http://www.rachi.go.jp/jp/message/movie_5.html

■市川修一さんのご家族のメッセージ(英語版)

http://www.rachi.go.jp/en/shisei/keihatsu/videomessage_5en.html

■増元るみ子さんのご家族のメッセージ

http://www.rachi.go.jp/jp/message/movie_6.html

■増元るみ子さんのご家族のメッセージ(英語版)

http://www.rachi.go.jp/en/shisei/keihatsu/videomessage_6en.html

■曽我ミヨシさんのご家族のメッセージ

http://www.rachi.go.jp/jp/message/movie_3.html

■曽我ミヨシさんのご家族のメッセージ(英語版)

http://www.rachi.go.jp/en/shisei/keihatsu/videomessage_3en.html

■VOA拉致問題動画

https://youtu.be/o2i_u8y8GJM

■政府拉致問題HP

http://www.rachi.go.jp/

警察庁HP

http://www.npa.go.jp/

救う会全国協議会HP

http://www.sukuukai.jp/

特定失踪者問題調査会HP

http://www.chosa-kai.jp/

北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会HP

http://hrnk.trycomp.net/

■No Fence北朝鮮強制収容所をなくすアクションの会HP

http://www.nofence.jp/

北朝鮮人権人道ネットワークfacebook

http://www.facebook.com/nknet2015

■ベナTVHP

http://www.benamu.org

■ベナTVブログ

http://blog.naver.com/benamu1004

■ベナTVFacebook

http://www.facebook.com/bnatv1004

北朝鮮を離れて自由へ★イ・エラン★のブログ

http://blog.goo.ne.jp/aeran2000

■姜哲煥(カン・チョルファン)さん動画

https://www.youtube.com/watch?v=T8wXjTN2W8E&feature=youtu.be

脱北者トーク番組動画

https://www.youtube.com/watch?v=KJZWxe9P-L8&feature=youtu.be

脱北者・金柱聖さんの動画[前編](日本語訳付き)

https://www.youtube.com/watch?v=zCPxzwHK8fQ&feature=youtu.be

脱北者・金柱聖さんの動画[後編](日本語訳付き)

https://www.youtube.com/watch?v=bq4sYy6d6EA&feature=youtu.be

脱北者・金柱聖さんの動画(3)

https://youtu.be/pMC2G7akiiM

■ベナTV(日本語版)

https://www.youtube.com/watch?v=4YHLDtOoJOo

■ベナTV(日本語版)動画

https://www.youtube.com/watch?v=KeCTTaSgwx4&feature=youtu.be

■ベナTV(日本語版)動画

https://www.youtube.com/watch?v=_WZoh00PGV8

■ベナ救出団:日本語(1)

https://youtu.be/USkALHXYyfI

■ベナ救出団:日本語(2)

https://youtu.be/W9yxZD9sjuM

■ベナ救出団:日本語(3)

https://youtu.be/Mv2kbq4hamU

■ベナ救出団:日本語(4)

https://youtu.be/xpocs10Hx0E

■ベナ救出団:日本語(5)

https://youtu.be/SYT--pNiFqc

■ベナ救出団:日本語(6)

https://youtu.be/p1MN3RHXQBc

◆昭和53(1978)年8月12日

アベック拉致容疑事案

被害者:市川修一さん(拉致被害時23歳)

被害者:増元るみ子さん(拉致被害時24歳)

「浜に夕日を見に行く」と言って出かけたまま失踪。

北朝鮮側は、1979(昭和54)年7月に2人は結婚し、市川修一さんは同年9月に心臓麻痺で死亡し、増元るみ子さんは1981(昭和56)年に心臓麻痺で死亡したとしているが、これを裏付ける資料等の提供はなされていない。

■鹿児島県警HP

http://www.pref.kagoshima.jp/police/

[August 12, 1978: Couple abducted]

Abductees: Shuichi Ichikawa (23, male, Kagoshima Prefecture), Rumiko Masumoto (24, female, Kagoshima Prefecture)

Disappeared after saying they were going to watch the sunset at the beach.

North Korea asserts that the two married in July 1979, that Mr. Ichikawa died of a heart attack in September the same year, and that Ms. Masumoto died of a heart attack in 1981. North Korea has, however, provided no documents or evidence to support these claims.

◆昭和53(1978)年8月12日

母娘拉致容疑事案

被害者:曽我ひとみさん(拉致被害時19歳)

被害者:曽我ミヨシさん(拉致被害時46歳)

「2人で買い物に行く」と言って出かけて以来失踪。

ひとみさんは平成14年10月日本に帰国。

ひとみさんの夫(ジェンキンス氏=アメリカ人)と2人の娘も平成16年7月に渡日・帰国。

北朝鮮側は、曽我ミヨシさんは北朝鮮に入境していないとしている。

捜査当局は、拉致実行犯である北朝鮮工作員・通称キム・ミョンスクについて、平成18年11月に逮捕状の発付を得て国際手配するとともに、政府として北朝鮮側に身柄の引渡しを要求している。

新潟県警HP

http://www.police.pref.niigata.jp/

[August 12, 1978: Mother and daughter abducted]

Abductees: Hitomi Soga (19, female, Niigata Prefecture), Miyoshi Soga (46, female, Niigata Prefecture)

Disappeared after saying they were going shopping.

Hitomi Soga returned to Japan in October 2002. Her husband (Charles Robert Jenkins, a US citizen) and two daughters arrived in Japan in July 2004.

North Korea asserts that Miyoshi Soga never entered North Korean territory. The Japanese authorities issued an arrest warrant in November 2006 for a person known as Kim Myong-Suk, a North Korean agent believed to be responsible for the abductions, and listed her with Interpol. The GoJ demands that North Korea extradite her to Japan.

◆昭和53(1978)年6月頃

元飲食店店員拉致容疑事案

被害者:田中 実さん(拉致被害時28歳)

欧州に向け出国したあと失踪。

平成14年10月にクアラルンプールで行われた日・朝国交正常化交渉第12回本会談及び平成16年に計3回行われた日・朝実務者協議において我が方から北朝鮮側に情報提供を求めたが、第3回協議において北朝鮮側より北朝鮮に入境したことは確認できなかった旨回答があった。

平成17年4月に田中 実さんが拉致認定されて以降、政府は北朝鮮側に対し即時帰国及び事案に関する真相究明を求めてきているが、これまでに回答はない。

兵庫県警HP

http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/

救う会兵庫HP

http://www.sukuukai078.net/04.html

救う会兵庫facebook

http://www.facebook.com/sukuukai078

[In or around June 1978: Former restaurant worker abducted]

Abductee: Minoru Tanaka (28, male, Hyogo Prefecture)

Disappeared after departing Japan for Europe.

The GoJ requested that North Korea provide information on this case at the 12th round of Japan-North Korea Normalization Talks held in Kuala Lumpur in October 2002 and all three Japan-North Korea Working-Level Consultations held in 2004. During the third round of consultations, North Korea asserted that there is no evidence that Mr. Tanaka had ever entered North Korean territory.

Since April 2005, when the GoJ officially identified Minoru Tanaka as an abductee, the GoJ has demanded that North Korea immediately allow him to return to Japan and provide a full accounting of his case. North Korea, however, has not responded.

《特定失踪者・金田竜光さんについて》

◆氏名:金田 竜光

(かねだたつみつ)

◆失踪年月日:昭和54(1979)年ごろ

◆生年月日:昭和27(1952)年

◆性別:男

◆当時の年齢:26歳

◆当時の住所:兵庫県神戸市東灘区青木

◆当時の身分:ラーメン店店員

◆身長:180cm

◆失踪場所:神戸市東灘区

【失踪状況】

金田さんは韓国籍

田中 実さん(昭和53年に拉致)と同じ施設で育った。

昭和52年ごろ、田中 実さん拉致実行犯・韓竜大(ハン・ヨンデ)が経営するラーメン店「来大」に就職。昭和53年に田中 実さんを「来大」に紹介し、ともに働く。同年、韓竜大の誘いにより、田中 実さんがオーストリア・ウィーンに出国。

半年ほどして、田中 実さんが差出人になっているオーストリアからの国際郵便を受け取る。その内容は「オーストリアはいいところであり、仕事もあるのでこちらに来ないか」との誘いであった。

田中さんの誘いを受け、打ちあわせと言って東京に向かったが、以後一切連絡がなく、行方不明となる。

連絡がないことを不思議に思った友人が、この間の事情を知る韓竜大に再三説明を求めたが、「知らない」と繰り返す。

その後失踪した2人を知る友人たちの間で「2人は北朝鮮にいる」との噂が広まり、韓竜大に近づく者がいなかった。

救う会兵庫」は平成14年10月に韓竜大、15年7月にその共犯である曹廷楽(チョ・ジョンガリ)についての告発状を兵庫県警に提出している。

兵庫県警HP

http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/

救う会兵庫HP

http://www.sukuukai078.net/04.html

救う会兵庫facebook

http://www.facebook.com/sukuukai078

救う会認定拉致被害者・福留貴美子さんについて》

◆氏名:福留 貴美子

(ふくとめきみこ)

◆失踪年月日:1976(昭和51)年7月18日または19日

◆生年月日:1952(昭和27)年1月1日

◆当時の住所:東京都渋谷区恵比寿

◆当時の身分:アルバイト

◆最終失踪関連地点:海外

【失踪状況】

1976(昭和51)年7月中旬、同居していた友人に「モンゴルに行く」と言い残して出国後、行方不明となる。

1980(昭和55)年3月、突然同居していた渋谷区恵比寿の友人宅に現れた後、横浜市の友人宅に2泊した後、「大阪に行く」と言い残して再び行方不明となるが、後に北朝鮮に渡ったよど号犯の岡本 武と結婚し2児をもうけていたことが明らかになる。

1996(平成8)年夏によど号犯グループの小西隆裕から実家に「1988(昭和63)年夏に土砂崩れで死亡したと北朝鮮側から知らせを受けた」旨の手紙が送られてきたが、真相は不明のままである。

■警視庁HP

http://www.keishicho.metro.tokyo.jp

■神奈川県警HP

http://www.police.pref.kanagawa.jp/

大阪府警HP

http://www.police.pref.osaka.jp/

高知県警HP

http://www.police.pref.kochi.lg.jp/

新潟県警・愛知県警公開特定失踪者・渡邉浩成さんについて》

◆氏名:渡邉 浩成

(わたなべひろまさ)

◆当時の年齢:23歳(昭和60年当時)

◆当時の住所:愛知県名古屋市中区

新潟県三条市出身

◆当時の職業:郵便局員

◆身長:170cmくらい

【失踪状況】

昭和60年12月、岐阜県岐阜市の職場を出た後、行方不明になっています。

新潟県警HP

http://www.police.pref.niigata.jp/

■愛知県警HP

http://www.pref.aichi.jp/police/

岐阜県警HP

http://www.pref.gifu.lg.jp/police/

拉致事件、捜査の現状】

北朝鮮による拉致事件を巡り、日本の警察はこれまで実行犯や指示役として北朝鮮の元工作員たち合わせて11人を国際手配しています。

拉致には金正日キム・ジョンイル)総書記が掌握していた対外情報調査部と呼ばれる工作機関が組織的に関わっていた疑いが強いと見て捜査を続けています。

このうち、福井県の地村保志さん・富貴恵さん夫妻を拉致した実行犯として元工作員辛光洙シン・グァンス)容疑者が手配されています。

また、大阪府の原 敕晁さんが拉致された事件では、辛容疑者とともに金吉旭(キム・キルウク)容疑者も共犯者として手配されています。

この他、東京都の久米 裕さん拉致事件では金世鎬(キム・セホ)容疑者が、新潟県曽我ひとみさん拉致事件にはキム・ミョンスク容疑者がそれぞれ関わったとして手配されています。

北海道出身の渡辺秀子さんの子供2人の拉致事件では、工作員グループのリーダー格で北朝鮮にいると見られる洪寿恵(ホン・スヘ)こと木下陽子容疑者が手配されています。

新潟県の蓮池 薫さん・祐木子さん夫妻の拉致事件ではチェ・スンチョル容疑者が実行犯として手配されている他、金総書記が掌握していた対外報調査部と呼ばれる北朝鮮の工作機関の幹部であるハン・クムニョン容疑者とキム・ナンジン容疑者が拉致の実行を指示したとして手配されています。

ハン容疑者たちは工作機関で「指導員」と呼ばれる立場で、辛光洙容疑者たちもこの組織の一員だったことがわかっており、警察は北朝鮮が組織的に拉致を実行した疑いが強いと見て捜査を続けています。

よど号ハイジャック事件のメンバーたちも1980年代にヨーロッパで相次いだ3人の日本人拉致に関わった疑いで国際手配されています。

このうち、有本恵子さん拉致事件では魚本公博(安部公博)容疑者が、石岡 亨さんと松木 薫さん拉致事件ではよど号メンバーの妻の森 順子・若林佐喜子両容疑者がそれぞれ手配されています。