もずの独り言・はてな版

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【みんな生きている】シェーンバッハ・サボー(4)/加藤勝信編

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加藤勝信内閣官房長官拉致問題担当大臣

拉致被害者の救出は日本政府の責務

本日(10月24日)は家族会をはじめ、5団体の皆様がこの集会を開催されました。また、土曜日にも関わらず、本当に多くの皆様方に、この会場にお運びをいただき、心から感謝と敬意を表するものであります。

本年2月に有本嘉代子さん、そして先ほど「お別れ会」がありましたが、6月に横田 滋さんが、お嬢様との再会を果たすことなくお亡くなりになりました。それを思うと、本当に心が痛みます。

横田 滋さんを初め、そうした皆さん方が率先して取り組んできた拉致問題に関する活動、そして一日でも早く被害者全員を取り戻すと思ってこられた、その思いをしっかり私たちは受け継いでいかなければならないと、改めて思っているところです。

2002年に5人の被害者が帰国されて以来、先ほどもお話がありましたが、未だ一人の帰国者もない。ご家族も、そして何といっても北朝鮮で一日も早い帰国を待っておられる拉致被害者の方々、そして皆さんの思い、そして積年のそういった流れを考えますと、本当に忸怩たる思いであります。

被害者の皆さん、ご家族の皆さん、そして今日お出での熱心に活動していただいている皆さんに、心から御礼申し上げなければならないと思います。

私自身も昨年まで3年間、拉致問題担当大臣を務めました。その間、国内の集会であったり、あるいは海外でのシンポジウム等で、一日も早い拉致問題の解決、拉致被害者の帰国実現に向けて、家族会や関係者の皆さんと一緒に、活動もさせていただきました。

本年は例年5月に、国連本部における国際シンポジウムを開催する予定でありましたが、コロナということで残念ながら開催できませんでした。しかし、そうした状況の中においても、この拉致問題の解決に向けた国際社会の取り組みを継続していかなければならない。

こうした思いから、先般各国政府や、国内外の拉致被害者の皆さん方のご協力をいただいて、国際発信ビデオメッセージを制作させていただきました。引き続き様々な手段を使って、国際発信を強化し、また国際社会との連携を強めていきたいと思います。

言うまでもなく、日本人の拉致被害者を救出するのは、まさに日本政府が主体的に取り組む問題であり、責務であると思っております。菅総理も、「条件を付けずに金正恩キム・ジョンウン)委員長と会う用意がある」との考えを表明されています。

菅総理のもと、政府一丸となって取り組んでいきたいと思っています。その上で、国民の皆様がすべての拉致被害者の一日も早い帰国に向けて、拉致に対する怒りと帰国実現に対する強い思いをお示しになることが、強い後押しになると思います。

政府としては拉致問題の啓発活動にも取り組んでおり、特にこれまで拉致問題に触れる機会の少なかった若い世代に対する啓発が重要との観点から、教員等を対象とした研修や、中学生、高校生を中心とした作文コンクールを実施し、さらに国際発信力を強化する観点から、今年度より英語による作文コンクールを含める取り組みもさせていただいたところです。

また発信手段の多様化をはかるという観点から、拉致問題対策本部のユーチューブを新たに開設しました。先週金曜日(10月16日)に開設して以来、1万人を超える登録をいただいたところです。同チャンネルにアップロードした国際チャンネルメッセージ、日本語版、英語版がありますが、3万回の視聴もいただいています。

今後このチャンネルを活用して、各種行事の外部発信を行う等、拉致問題に関する発信をさらに強化していきたいと思っています。拉致問題は言うまでもなく、菅内閣においても最重要課題です。新内閣発足後、先ほど総理のご挨拶にもありましたが、ご家族の皆様ともお話をさせていただき、まさに「もう時間がない」、そして「ぜひとも解決してほしい」という切実な思いを改めて伺ったところです。

こうした思いをしっかりと受け止め、すべての拉致被害者の方々の一日も早い帰国実現に向けて、ご家族の皆さんに寄り添いながら、あらゆるチャンスを逃すことなく、全力で取組んでいきたいと思っています。

どうか今後ともご理解とご協力をいただきますよう、お願いを申し上げて、挨拶とさせていただきます。

ありがとうございました。

■政府拉致問題HP

http://www.rachi.go.jp/

警察庁HP

http://www.npa.go.jp/

救う会全国協議会HP

http://www.sukuukai.jp/

特定失踪者問題調査会HP

http://www.chosa-kai.jp/

◆昭和53(1978)年6月頃

元飲食店店員拉致容疑事案

被害者:田中 実さん(Minoru Tanaka)

(拉致被害時28歳)

※This person was Abduction by North Korea

欧州に向け出国したあと失踪。

平成14年10月にクアラルンプールで行われた日・朝国交正常化交渉第12回本会談及び平成16年に計3回行われた日・朝実務者協議において我が方から北朝鮮側に情報提供を求めたが、第3回協議において北朝鮮側より北朝鮮に入境したことは確認できなかった旨回答があった。

平成17年4月に田中 実さんが拉致認定されて以降、政府は北朝鮮側に対し即時帰国及び事案に関する真相究明を求めてきているが、これまでに回答はない。

兵庫県警HP

http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/

救う会兵庫HP

http://www.sukuukai078.net/04.html

救う会兵庫facebook

http://www.facebook.com/sukuukai078

[In or around June 1978: Former restaurant worker abducted]

Abductee: Minoru Tanaka (28, male, Hyogo Prefecture)

Disappeared after departing Japan for Europe.

The GoJ requested that North Korea provide information on this case at the 12th round of Japan-North Korea Normalization Talks held in Kuala Lumpur in October 2002 and all three Japan-North Korea Working-Level Consultations held in 2004. During the third round of consultations, North Korea asserted that there is no evidence that Mr. Tanaka had ever entered North Korean territory.

Since April 2005, when the GoJ officially identified Minoru Tanaka as an abductee, the GoJ has demanded that North Korea immediately allow him to return to Japan and provide a full accounting of his case. North Korea, however, has not responded.

《特定失踪者・金田竜光さんについて》

◆氏名:金田 竜光

(かねだたつみつ)

(Tatsumitsu Kaneda)

※This person was Abduction by North Korea

◆失踪年月日:昭和54(1979)年ごろ

◆生年月日:昭和27(1952)年

◆性別:男

◆当時の年齢:26歳

◆当時の住所:兵庫県神戸市東灘区青木

◆当時の身分:中華料理店「来大」の店員

◆身長:180cm

◆特徴:

1)非常に痩せていた

2)右小鼻から右目にかけて薄いあざ

3)明るく社交的で友人が多かった

◆失踪場所:神戸市東灘区

【失踪状況】

金田さんは韓国籍

田中 実さん(昭和53年に拉致)と同じ施設で育った。

幼少の折に両親が離婚し、神戸市の児童養護施設に姉と共に預けられる。

昭和43年に同施設を卒園(田中 実さんも同年卒園、ただし田中実さんは高卒で3歳年上)。

昭和52年頃、田中 実さん拉致実行犯・韓竜大(ハン・ヨンデ)が経営する中華料理店「来大」に勤務。

昭和53年には田中 実さんを「来大」に紹介し、共に働く。

同じ年の6月6日、韓竜大の誘いにより、田中 実さんがオーストリア・ウィーンに出国。その後半年程して、田中 実さん投函によるオーストリアからの国際郵便を受け取る。

その内容は「オーストリアはいいところであり、仕事もあるのでこちらに来ないか」との誘いであった。田中 実さんの誘いを受け入れ、打ち合わせと言って東京に向かったが、以後一切連絡がなく、行方不明となる。

連絡がないことを不思議に思った友人が、この間の事情を知る韓竜大に再三説明を求めたが、「知らない」と繰り返す。

その後失踪した2人を知る友人たちの間で「2人は北朝鮮にいる」との噂が広まり、韓竜大に近づく者がいなかった。

救う会兵庫」は平成14年10月に韓竜大、15年7月にその共犯である曹廷楽(チョ・ジョンガリ)についての告発状を兵庫県警に提出している。

兵庫県警HP

http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/

救う会兵庫HP

http://www.sukuukai078.net/04.html

救う会兵庫facebook

http://www.facebook.com/sukuukai078

【SEA OF MERCY】

The book named “Sea of Mercy”

13-year- old junior high school student Takeshi Terakoshi was abducted in May 1963.

He went fishing with his two uncle, Shoji and Soto-o Terakoshi. The fishingboat named Kiyomaru left for the fishing ground nearby Noto island, Ishikawa prefecture.

Kiyomaru encountered North Korean spy vessel. Spies were afraid of detection.

Soto-o and Takeshi were abducted and carried to Chong-jin city. Shoji was considered to be killed at the site.

Families, fellow fishermen and coast guard searched the area, but they could find only Kiyomaru and Takeshi’s school uniform.

They thought 3 persons were in disress and died. Funeral service was held.24 Years were passed.

In 1987, Soto-o’s sister received the letter from Soto-o and surprised.

Soto-o wrote “Takeshi and I am living in Gusong, North Korea”.

Takeshi’s father and mother visited to North Korea in1988 and met with Soto-o and Takeshi.

But they couldn’t say how they carried to North Korea because NK officials watched them.

North Korea made the story of their shipwreck accident and lifesaving.

Since then, Takeshi’s parents visited to him a lot of times but Takeshi and his family members cannot say that Takeshi and his uncles were abducted.

In 1997, Megumi Yokota case was appeared in the media and the national congress. Terakoshi’s case was also observed as an abduction case. But “he” denied that he was abducted and praised North Korea and the Kim family.

In December 2001, Pyongyang publishing company published a book named “Sea of Mercy”.

The author is Kim Myong-ho, Takeshi’s Korean name.

In that book, Takeshi wrote that they are not the abduction victims but happily living in North Korea after they ware saved. Moreover “he" denied other abduction case such as Megumi Yokota and Yaeko Taguchi in this book.

Nine months later, Kim Jong-il admitted and appologized for the abduction activities.

But North Korea still denies Terakoshi’s case as abduction and Takeshi and his family cannot say he was abduction victim because Takeshi himself is a hostage.

“Sea of Mercy”, the title is a symbol of North Korean regime.