もずの独り言・はてな版

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【みんな生きている】シェーンバッハ・サボー(2)/古屋圭司編

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古屋圭司拉致議連会長。元拉致問題担当大臣

■横田さんの献身的な努力なくして、世論が盛り上がることはなかった

冒頭櫻井さんが涙ぐまれました。私たちはその声を聴いて、本当に今年もこうやって開会しなければならないことに、忸怩たる思いです。まだ解決されていない。私たちはその悔しさ、無念さをしっかり心に刻んで頑張っていきたいと思います。

先程、横田 滋さんの「お別れ会」がありました。「お別れ会」の前に、「ありがとう横田 滋さん」とありました。それは横田さんの本当に献身的な努力なくして、これだけ世論が盛り上がることはなかったと思います。

しかし、名前を公表することによって大きなリスクも当然はらみます。にも関わらずそういう勇気ある行動をしていただいた。私たちは遺影を前に、これをしっかり胸に刻んでいかなければと思いました。

北朝鮮は今、厳しい経済封鎖とか、あるいはコロナとか、水害等の災害で大変厳しい環境にある。これは間違いないと思います。しかし、だからと言って、そう簡単に協議や交渉に応じてくるような国ではない。常識では計ることができない。

我々日本や、あるいは西側のまともな国と違い、予想の範疇を超えていることは事実です。戦前から苦しい生活はもう慣れているということでしょう。

一方でもっと厳しいこともあります。中国と北朝鮮との関係は今悪いですから。

ただ、中国のやり方は、「生かさず殺さず」なんでしょう。そういう中で私たちはこの拉致問題を解決していかなければならない。

そして今日、このタイトルにあるように、「全拉致被害者の即時一括帰国」、この目標はしっかり、一歩も譲ることなく取り組んでいかなくてはならない。大変な課題であります。いわば、細い針に糸を通すような難しい作業ではあります。

今回、菅内閣安倍内閣を継いで成立しました。後でご挨拶があると思いますが、この拉致問題はしっかり引き継いでいくという言明をはっきりいただいています。だからこそ、新しい方策も含めて、あらゆる手段を講じて拉致被害者を取り戻していく。

この大目標に立って、我々拉致議員連盟は300名を越える超党派議員連盟です。時には、政府の姿勢が生ぬるかったら叱咤激励し、背中を押して対応していきたいと思っています。

しかし、そのために何が必要か。やはり、拉致は絶対許さないという国民の世論なんです。現にこの数年間も、北朝鮮の通信社、朝鮮中央通信は何十回にも渡って、「拉致問題は完全に解決した」と報道している。

それはどういうことか。要するに風化させたい。それが金正恩キム・ジョンウン)委員長を初めとする北朝鮮の思惑なんです。こんなものは弾き飛ばさなければいけない。だからこそ私たちは色々な取り組みをしています。

実は昨日、「明るい社会をつくる会」というのがあるんですが、そこに3,000名もの署名を集めていただいて、拉致議連でいただきました。この主催団体ではもう1,400万を超える署名をいただいています。

その他にも、例えば「めぐみへの誓い」という芝居を、政府にも支援をしてもらって、中学校、高校の生徒を中心に、全国40会場で4万人近い人に見ていただきました。そして、今度はそれの映画版を作るということで、拉致議連も財政的に支援をして9月にクランクアップしました。是非皆さん、多くの方も見てください。そして、怒りをもう一度積み上げていただきたいと思います。そのことが解決につながっていくんです。

拉致議連は明確な目標に向けて、これからも超党派で、思想信条を越えて頑張っていくことをお約束します。もちろん世界との連携は必要です。米国をはじめとして、この問題に関心を持つ世界の国との連携が当然必要です。

しかし、最終的には我々日本人が、被害者が拉致されているわけですから、日本が主体的に取り戻す活動をしていくことが必要です。是非菅新内閣のもとで、まなじりを決して取り組んでいただきたい。

私たちは全面的にそれを支持し、応援していくことをお約束して、拉致議連からのご挨拶とさせていただきます。

ありがとうございました。

■政府拉致問題HP

http://www.rachi.go.jp/

警察庁HP

http://www.npa.go.jp/

救う会全国協議会HP

http://www.sukuukai.jp/

特定失踪者問題調査会HP

http://www.chosa-kai.jp/

◆昭和53(1978)年6月頃

元飲食店店員拉致容疑事案

被害者:田中 実さん(Minoru Tanaka)

(拉致被害時28歳)

※This person was Abduction by North Korea

欧州に向け出国したあと失踪。

平成14年10月にクアラルンプールで行われた日・朝国交正常化交渉第12回本会談及び平成16年に計3回行われた日・朝実務者協議において我が方から北朝鮮側に情報提供を求めたが、第3回協議において北朝鮮側より北朝鮮に入境したことは確認できなかった旨回答があった。

平成17年4月に田中 実さんが拉致認定されて以降、政府は北朝鮮側に対し即時帰国及び事案に関する真相究明を求めてきているが、これまでに回答はない。

兵庫県警HP

http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/

救う会兵庫HP

http://www.sukuukai078.net/04.html

救う会兵庫facebook

http://www.facebook.com/sukuukai078

[In or around June 1978: Former restaurant worker abducted]

Abductee: Minoru Tanaka (28, male, Hyogo Prefecture)

Disappeared after departing Japan for Europe.

The GoJ requested that North Korea provide information on this case at the 12th round of Japan-North Korea Normalization Talks held in Kuala Lumpur in October 2002 and all three Japan-North Korea Working-Level Consultations held in 2004. During the third round of consultations, North Korea asserted that there is no evidence that Mr. Tanaka had ever entered North Korean territory.

Since April 2005, when the GoJ officially identified Minoru Tanaka as an abductee, the GoJ has demanded that North Korea immediately allow him to return to Japan and provide a full accounting of his case. North Korea, however, has not responded.

《特定失踪者・金田竜光さんについて》

◆氏名:金田 竜光

(かねだたつみつ)

(Tatsumitsu Kaneda)

※This person was Abduction by North Korea

◆失踪年月日:昭和54(1979)年ごろ

◆生年月日:昭和27(1952)年

◆性別:男

◆当時の年齢:26歳

◆当時の住所:兵庫県神戸市東灘区青木

◆当時の身分:中華料理店「来大」の店員

◆身長:180cm

◆特徴:

1)非常に痩せていた

2)右小鼻から右目にかけて薄いあざ

3)明るく社交的で友人が多かった

◆失踪場所:神戸市東灘区

【失踪状況】

金田さんは韓国籍

田中 実さん(昭和53年に拉致)と同じ施設で育った。

幼少の折に両親が離婚し、神戸市の児童養護施設に姉と共に預けられる。

昭和43年に同施設を卒園(田中 実さんも同年卒園、ただし田中実さんは高卒で3歳年上)。

昭和52年頃、田中 実さん拉致実行犯・韓竜大(ハン・ヨンデ)が経営する中華料理店「来大」に勤務。

昭和53年には田中 実さんを「来大」に紹介し、共に働く。

同じ年の6月6日、韓竜大の誘いにより、田中 実さんがオーストリア・ウィーンに出国。その後半年程して、田中 実さん投函によるオーストリアからの国際郵便を受け取る。

その内容は「オーストリアはいいところであり、仕事もあるのでこちらに来ないか」との誘いであった。田中 実さんの誘いを受け入れ、打ち合わせと言って東京に向かったが、以後一切連絡がなく、行方不明となる。

連絡がないことを不思議に思った友人が、この間の事情を知る韓竜大に再三説明を求めたが、「知らない」と繰り返す。

その後失踪した2人を知る友人たちの間で「2人は北朝鮮にいる」との噂が広まり、韓竜大に近づく者がいなかった。

救う会兵庫」は平成14年10月に韓竜大、15年7月にその共犯である曹廷楽(チョ・ジョンガリ)についての告発状を兵庫県警に提出している。

兵庫県警HP

http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/

救う会兵庫HP

http://www.sukuukai078.net/04.html

救う会兵庫facebook

http://www.facebook.com/sukuukai078

【SEA OF MERCY】

The book named “Sea of Mercy”

13-year- old junior high school student Takeshi Terakoshi was abducted in May 1963.

He went fishing with his two uncle, Shoji and Soto-o Terakoshi. The fishingboat named Kiyomaru left for the fishing ground nearby Noto island, Ishikawa prefecture.

Kiyomaru encountered North Korean spy vessel. Spies were afraid of detection.

Soto-o and Takeshi were abducted and carried to Chong-jin city. Shoji was considered to be killed at the site.

Families, fellow fishermen and coast guard searched the area, but they could find only Kiyomaru and Takeshi’s school uniform.

They thought 3 persons were in disress and died. Funeral service was held.24 Years were passed.

In 1987, Soto-o’s sister received the letter from Soto-o and surprised.

Soto-o wrote “Takeshi and I am living in Gusong, North Korea”.

Takeshi’s father and mother visited to North Korea in1988 and met with Soto-o and Takeshi.

But they couldn’t say how they carried to North Korea because NK officials watched them.

North Korea made the story of their shipwreck accident and lifesaving.

Since then, Takeshi’s parents visited to him a lot of times but Takeshi and his family members cannot say that Takeshi and his uncles were abducted.

In 1997, Megumi Yokota case was appeared in the media and the national congress. Terakoshi’s case was also observed as an abduction case. But “he” denied that he was abducted and praised North Korea and the Kim family.

In December 2001, Pyongyang publishing company published a book named “Sea of Mercy”.

The author is Kim Myong-ho, Takeshi’s Korean name.

In that book, Takeshi wrote that they are not the abduction victims but happily living in North Korea after they ware saved. Moreover “he" denied other abduction case such as Megumi Yokota and Yaeko Taguchi in this book.

Nine months later, Kim Jong-il admitted and appologized for the abduction activities.

But North Korea still denies Terakoshi’s case as abduction and Takeshi and his family cannot say he was abduction victim because Takeshi himself is a hostage.

“Sea of Mercy”, the title is a symbol of North Korean regime.