もずの独り言・はてな版

半蔵ともず、はてなでも独り言です。

【みんな生きている】シェーンバッハ・サボー2023(13)/今井 裕さん

今井英輝(特定失踪者家族会会長、今井 裕さん兄)

■早く帰ってきて弟の顔を見たい

皆さん、こんにちは。

本日(この集会は5月27日開催)の国民大集会に登壇できたことを感謝申し上げます。

岸田首相は、「拉致被害者と拉致の可能性を排除できないすべての被害者を必ず救出する」と言っています。

令和3年12月3日、大阪府警が富田さんという女性を一人(国内で)発見。昨年は5月12日、新潟県警が星野さんという男性の方を国内で発見、「この二人は北朝鮮による拉致ではないことを確認しました」と。

これにより、北朝鮮による拉致の可能性を排除できない事案にかかる方は871人となりました。1年に一人も発見できない。岸田首相は北朝鮮に対してこの871人の救出交渉をしているのでしょうか。

ここにある特定失踪者問題調査会が作ったものがありますが、政府認定ではまだ12人の方が帰ってきておりません。警察認定が2名、救う会認定が5名、特定失踪者調査会の拉致の可能性濃厚が77名で、顔写真、失踪日時等が書かれています。

警察は、「871人を救出する」と言っていますが、実は871人ではなく約77名で、約800人は拉致と関係ない人ですが、岸田首相は「救う」と言っています。

政府には、ここにある77名を認定してもらいたい。北朝鮮はこの77名の追加認定によって、日本に対して核・ミサイルの攻撃をしてくるのでしょうか。日本はアメリカに対して、米・朝協議の中で日本人拉致問題への協力を求めました。しかし、バイデン(Joe Biden)大統領もトランプ(Donald John Trump)大統領も不調に終わりました。

しかし、拉致というのは日本のアジェンダなのです。これは日本自身が解決しなければならない問題なんです。北朝鮮工作員による組織的な拉致で日本の主権が侵されたのです。

若い、将来のある、日本を背負って立つ男女が白昼堂々と連れ去られてしまいました。本来これは防がなければならない。しかし、防げなかった。

岸田首相は北朝鮮に対して、「条件なしで話し合う」と言っています。しかし、条件なしでは日本の核・ミサイル、拉致問題は温度差があり過ぎます。ミサイルは国連に委ねる方向がまだあると思います。拉致認定は政府が決定しますが、認定の元となるものは警察の捜査、調査です。

特定失踪者問題調査会でも、独自に調べた資料があります。被害者の親は95%以上が既に亡くなっています。1963年の寺越事件では、寺越武志さんと(叔父の)寺越兄弟の三人(が拉致され)、その時武志さんは13歳で横田めぐみさんと同じ歳です。

拉致された寺越外雄さんから、「北朝鮮にいる」と手紙がきました。その後、武志さんと母子の対面は66回で今でも続いています。武志さんは現在71歳、日本の拉致被害者も、日本で待っている兄弟も、もう70歳を越えた人がたくさんいます。拉致された田中 実さん、金田龍光さんも北朝鮮にいることが確認されています。まだたくさんの拉致被害者が救出を待っています。日本に帰れない事情がある方がいるかもしれません。

私の弟は、1969年に北朝鮮に行ったまま帰ってきません。しかし、弟が大学の受験勉強をした当時の声が、ここにあります。幸い弟の声が今でも聞ける。早く帰ってきて、顔を見たい。

一日も早く国交を回復して自由に交流ができるように期待します。

終わります。

■今井英輝さんビデオメッセージ

https://www.rachi.go.jp/jp/message/videomessage_inter10.html

■政府拉致問題HP

http://www.rachi.go.jp/

警察庁HP

http://www.npa.go.jp/

救う会全国協議会HP

http://www.sukuukai.jp/

特定失踪者問題調査会HP

http://www.chosa-kai.jp/

《特定失踪者・今井 裕さんについて》

◆氏名:今井 裕

(いまいゆたか)

(Yutaka Imai)

◆失踪年月日:昭和44(1969)年3月2日

◆生年月日:昭和25(1950)年12月20日

◆性別:男

◆当時の年齢:18歳

◆当時の住所:青森県弘前市

◆当時の身分:青森県弘前工業高校3年生

◆身長:170cmくらい

◆体重:62kg~63kg

◆5人兄弟の末っ子

◆特徴:

1)眼鏡着用

2)右の頬に子どものとき木に登ってついた傷が残っている

◆失踪場所:青森県弘前市

【失踪状況】

3月4日の卒業式で答辞を読むことになっていたので「制服のボタンを買いに行く」と自宅を出たが、午後10時を過ぎても帰宅しないので兄弟2人が市内を捜す。

午後11時過ぎ、弘前警察署に捜索願提出。

翌日、警察、消防署、学校関係者で捜すが見つからず。

東京の営団地下鉄(現・東京メトロ)で就職が決まっていた。

失踪2~3日前に家の隣にある物置小屋の脇で書類(紙類)らしいものを燃やしていた。

平成16年1月29日、青森県弘前署に告発状提出。

青森県警HP

http://www.police.pref.aomori.jp/

■今井英輝さんビデオメッセージ

https://www.rachi.go.jp/jp/message/videomessage_inter10.html

青森県深浦町艫作(へなし)現地ライブ

https://youtube.com/watch?v=1E5bwvtHrEg&feature=emb_imp_woyt

■生徒手帳の地図/青森テレビ(ATV)

https://www.facebook.com/100010108449598/videos/821202538226687

■生徒手帳の地図/NHK青森放送

https://www.facebook.com/100010108449598/videos/821177514895856

◆昭和53(1978)年6月頃

元飲食店店員拉致容疑事案

被害者:田中 実さん(Minoru Tanaka)

(拉致被害時28歳)

※This person was Abduction by North Korea

欧州に向け出国したあと失踪。

平成14年10月にクアラルンプールで行われた日・朝国交正常化交渉第12回本会談及び平成16年に計3回行われた日・朝実務者協議において我が方から北朝鮮側に情報提供を求めたが、第3回協議において北朝鮮側より北朝鮮に入境したことは確認できなかった旨回答があった。

平成17年4月に田中 実さんが拉致認定されて以降、政府は北朝鮮側に対し即時帰国及び事案に関する真相究明を求めてきているが、これまでに回答はない。

兵庫県警HP

http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/

救う会兵庫HP

http://www.sukuukai078.net/04.html

救う会兵庫facebook

http://www.facebook.com/sukuukai078

■田中 実さんと金田竜光さんについて

https://youtube.com/watch?v=eYfVEni7iBU

■田中 実さんと金田竜光さん2

https://youtube.com/watch?v=HNnrUBqdsas&feature=emb_imp_woyt

■田中 実さんと金田龍光さんのことについて

https://youtube.com/watch?v=r0ItbzDsKzQ

■田中 実さんと恩師渡辺友夫さんの話

https://youtube.com/watch?fbclid=IwAR2aV3zzV5jXDLfx_WrzH2tBdYJ2Qm5isPvDJPvrZ8TXXf5DnX7Vy4068uo&t=71s&v=PfPNGVhejxk

[In or around June 1978: Former restaurant worker abducted]

Abductee: Minoru Tanaka (28, male, Hyogo Prefecture)

Disappeared after departing Japan for Europe.

The GoJ requested that North Korea provide information on this case at the 12th round of Japan-North Korea Normalization Talks held in Kuala Lumpur in October 2002 and all three Japan-North Korea Working-Level Consultations held in 2004. During the third round of consultations, North Korea asserted that there is no evidence that Mr. Tanaka had ever entered North Korean territory.

Since April 2005, when the GoJ officially identified Minoru Tanaka as an abductee, the GoJ has demanded that North Korea immediately allow him to return to Japan and provide a full accounting of his case. North Korea, however, has not responded.

《特定失踪者・金田竜光さんについて》

◆氏名:金田 竜光

(かねだたつみつ)

(Tatsumitsu Kaneda)

※This person was Abduction by North Korea

◆失踪年月日:昭和54(1979)年ごろ

◆生年月日:昭和27(1952)年

◆性別:男

◆当時の年齢:26歳

◆当時の住所:兵庫県神戸市東灘区青木

◆当時の身分:中華料理店「来大」の店員

◆身長:180cm

◆特徴:

1)非常に痩せていた

2)右小鼻から右目にかけて薄いあざ

3)明るく社交的で友人が多かった

◆失踪場所:神戸市東灘区

【失踪状況】

金田さんは韓国籍

田中 実さん(昭和53年に拉致)と同じ施設で育った。

幼少の折に両親が離婚し、神戸市の児童養護施設に姉と共に預けられる。

昭和43年に同施設を卒園(田中 実さんも同年卒園、ただし田中実さんは高卒で3歳年上)。

昭和52年頃、田中 実さん拉致実行犯・韓竜大(ハン・ヨンデ)が経営する中華料理店「来大」に勤務。

昭和53年には田中 実さんを「来大」に紹介し、共に働く。

同じ年の6月6日、韓竜大の誘いにより、田中 実さんがオーストリア・ウィーンに出国。その後半年程して、田中 実さん投函によるオーストリアからの国際郵便を受け取る。

その内容は「オーストリアはいいところであり、仕事もあるのでこちらに来ないか」との誘いであった。田中 実さんの誘いを受け入れ、打ち合わせと言って東京に向かったが、以後一切連絡がなく、行方不明となる。

連絡がないことを不思議に思った友人が、この間の事情を知る韓竜大に再三説明を求めたが、「知らない」と繰り返す。

その後失踪した2人を知る友人たちの間で「2人は北朝鮮にいる」との噂が広まり、韓竜大に近づく者がいなかった。

救う会兵庫」は平成14年10月に韓竜大、15年7月にその共犯である曹廷楽(チョ・ジョンガリ)についての告発状を兵庫県警に提出している。

兵庫県警HP

http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/

救う会兵庫HP

http://www.sukuukai078.net/04.html

救う会兵庫facebook

http://www.facebook.com/sukuukai078

■田中 実さんと金田竜光さんについて

https://youtube.com/watch?v=eYfVEni7iBU

【SEA OF MERCY】

The book named “Sea of Mercy”

13-year- old junior high school student Takeshi Terakoshi was abducted in May 1963.

He went fishing with his two uncle, Shoji and Soto-o Terakoshi. The fishingboat named Kiyomaru left for the fishing ground nearby Noto island, Ishikawa prefecture.

Kiyomaru encountered North Korean spy vessel. Spies were afraid of detection.

Soto-o and Takeshi were abducted and carried to Chong-jin city. Shoji was considered to be killed at the site.

Families, fellow fishermen and coast guard searched the area, but they could find only Kiyomaru and Takeshi’s school uniform.

They thought 3 persons were in disress and died. Funeral service was held.24 Years were passed.

In 1987, Soto-o’s sister received the letter from Soto-o and surprised.

Soto-o wrote “Takeshi and I am living in Gusong, North Korea”.

Takeshi’s father and mother visited to North Korea in1988 and met with Soto-o and Takeshi.

But they couldn’t say how they carried to North Korea because NK officials watched them.

North Korea made the story of their shipwreck accident and lifesaving.

Since then, Takeshi’s parents visited to him a lot of times but Takeshi and his family members cannot say that Takeshi and his uncles were abducted.

In 1997, Megumi Yokota case was appeared in the media and the national congress. Terakoshi’s case was also observed as an abduction case. But “he” denied that he was abducted and praised North Korea and the Kim family.

In December 2001, Pyongyang publishing company published a book named “Sea of Mercy”.

The author is Kim Myong-ho, Takeshi’s Korean name.

In that book, Takeshi wrote that they are not the abduction victims but happily living in North Korea after they ware saved. Moreover “he" denied other abduction case such as Megumi Yokota and Yaeko Taguchi in this book.

Nine months later, Kim Jong-il admitted and appologized for the abduction activities.

But North Korea still denies Terakoshi’s case as abduction and Takeshi and his family cannot say he was abduction victim because Takeshi himself is a hostage.

“Sea of Mercy”, the title is a symbol of North Korean regime.