もずの独り言・はてな版

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【みんな生きている】シェーンバッハ・サボー2023(2)/古屋圭司編

古屋圭司拉致議連会長、元拉致問題担当大臣衆議院議員

■いよいよ拉致問題を解決するチャンスが来る

今拓也さんからお話があったように、昨年10月23日、この場で大集会が開催されました。あの時私は、「今年もこうやって集会をしなければならないのは忸怩たる思いだ」と申し上げましたが、また今年も開会せざるを得ませんでした。

私たち拉致議連は、解決のために全力で取組んでいる国会議員として申し訳ない気持ちでいっぱいです。

しかし、振り返ってみると、第2次安倍政権以降は、世界の首脳に必ずこの拉致問題に言及した。そして共通の価値観を持つ国々は、みんな等しく認識するようになった。

すなわち、北朝鮮による拉致問題は究極の人権侵害だ、そして国家によるテロでもある。こういう認識をみんな持つようになりました。岸田政権に代わってもこの考え方に変わりはありません。

先のG7でも拉致問題が共同声明に盛り込まれました。おそらく岸田総理からも言及があると思います。20年余り前に一部の拉致被害者が戻ってから後、具体的な進展はありません。これが苦しい現実でもあります。

私たち拉致議連超党派拉致被害者を取り戻すという目的に向かって取り組んでいます。最近でも、国連の人権問題担当者と頻繁に会って強く訴えていますし、今年から再開したワシントン訪問、これは山谷先生から詳しく報告があると思います。

金正恩キム・ジョンウン)委員長はただひたすら核とミサイルの開発に突き進んでいます。

何故か?

それはこの核・ミサイルをしっかり実用化すれば、国の大小を問わずアメリカと堂々と渡り合えると思い込んでいるからです。

だから今の時点で、おそらく金正恩委員長の心に拉致問題は残念ながらほとんどないのでしょう。しかし北朝鮮は、この半年だけを見ても大変経済状況が悪くなっています。食糧もとんでもない状況になっている。これが現実です。独裁者というのは人民のことはほとんど気にしません。人権や人の命よりも自分の面子がすべてに優先しています。

しかし、ロシアがウクライナに侵略する前は、ロシアは北朝鮮のことをあまり相手にしていなかったと思います。しかし、今ロシアは日に日に厳しい局面に追いやられて、背に腹は代えられない状況です。そして北朝鮮から労働力をもらっています。旧型の砲弾も供給を受けています。

しかしG7もそうですが、世界がロシア包囲網を作っている。そう長続きする筈がありません。金正恩もその辺は分かるでしょう。そうなると北朝鮮は中国に泣きついてくるでしょう。でも中国は核開発をしている。マフィアの親父とドラ息子のような関係ですから、思い切り親子喧嘩はします。だけども「生かさず殺さず」の状況でいる。だから中国が支援の手を差し伸べるというのは、水面下では色々やっていても、あり得ないと思います。

そういう時こそ、いよいよ拉致問題を解決するチャンスが来るんです。私はそう遠くない将来に必ず来ると確信しています。

だからこそ岸田総理も、金正恩委員長とは、「条件を付けずに向き合う用意がある」とはっきり宣言をしているわけです。

私たちはこの動きをしっかりフォローする。拉致議員連盟としても政府をしっかりバックアップする。動き方が鈍かったら叱咤激励を含めて背中を押していくことが、超党派の拉致議員連盟の役割です。

それから今日、会場の皆さんに一つお願いがあります。絶対にこの問題を風化させてはいけないんです。金正恩委員長は風化を狙っているんです。そうは問屋が卸さないわけで、署名とか、めぐみのビデオとかアニメ、そして小中学校への啓発活動に協力していただきたいと思います。

残念ながら横田 滋さん、飯塚繁雄さん、有本嘉代子等お亡くなりになりましたが、しかし世代を越えて拓也さんや耕一郎さんたちが地獄の底まで金正恩を追い詰めるぞとの覚悟で今家族会は頑張っています。

私たちも、そういう家族会の気持ち、そして捕らわれの身の被害者の心をしっかり受け止めて、この拉致問題の解決のために議員連盟としても全力を尽くしていきたいと思っています。

皆さん、世論の啓発はすごく大事です。引き続き徹底していただきたいと、改めてお願いを申しあげて、ご挨拶とさせていただきます。

ありがとうございました。

■政府拉致問題HP

http://www.rachi.go.jp/

警察庁HP

http://www.npa.go.jp/

救う会全国協議会HP

http://www.sukuukai.jp/

特定失踪者問題調査会HP

http://www.chosa-kai.jp/

◆昭和53(1978)年6月頃

元飲食店店員拉致容疑事案

被害者:田中 実さん(Minoru Tanaka)

(拉致被害時28歳)

※This person was Abduction by North Korea

欧州に向け出国したあと失踪。

平成14年10月にクアラルンプールで行われた日・朝国交正常化交渉第12回本会談及び平成16年に計3回行われた日・朝実務者協議において我が方から北朝鮮側に情報提供を求めたが、第3回協議において北朝鮮側より北朝鮮に入境したことは確認できなかった旨回答があった。

平成17年4月に田中 実さんが拉致認定されて以降、政府は北朝鮮側に対し即時帰国及び事案に関する真相究明を求めてきているが、これまでに回答はない。

兵庫県警HP

http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/

救う会兵庫HP

http://www.sukuukai078.net/04.html

救う会兵庫facebook

http://www.facebook.com/sukuukai078

■田中 実さんと金田竜光さんについて

https://youtube.com/watch?v=eYfVEni7iBU

■田中 実さんと金田竜光さん2

https://youtube.com/watch?v=HNnrUBqdsas&feature=emb_imp_woyt

■田中 実さんと金田龍光さんのことについて

https://youtube.com/watch?v=r0ItbzDsKzQ

■田中 実さんと恩師渡辺友夫さんの話

https://youtube.com/watch?fbclid=IwAR2aV3zzV5jXDLfx_WrzH2tBdYJ2Qm5isPvDJPvrZ8TXXf5DnX7Vy4068uo&t=71s&v=PfPNGVhejxk

[In or around June 1978: Former restaurant worker abducted]

Abductee: Minoru Tanaka (28, male, Hyogo Prefecture)

Disappeared after departing Japan for Europe.

The GoJ requested that North Korea provide information on this case at the 12th round of Japan-North Korea Normalization Talks held in Kuala Lumpur in October 2002 and all three Japan-North Korea Working-Level Consultations held in 2004. During the third round of consultations, North Korea asserted that there is no evidence that Mr. Tanaka had ever entered North Korean territory.

Since April 2005, when the GoJ officially identified Minoru Tanaka as an abductee, the GoJ has demanded that North Korea immediately allow him to return to Japan and provide a full accounting of his case. North Korea, however, has not responded.

《特定失踪者・金田竜光さんについて》

◆氏名:金田 竜光

(かねだたつみつ)

(Tatsumitsu Kaneda)

※This person was Abduction by North Korea

◆失踪年月日:昭和54(1979)年ごろ

◆生年月日:昭和27(1952)年

◆性別:男

◆当時の年齢:26歳

◆当時の住所:兵庫県神戸市東灘区青木

◆当時の身分:中華料理店「来大」の店員

◆身長:180cm

◆特徴:

1)非常に痩せていた

2)右小鼻から右目にかけて薄いあざ

3)明るく社交的で友人が多かった

◆失踪場所:神戸市東灘区

【失踪状況】

金田さんは韓国籍

田中 実さん(昭和53年に拉致)と同じ施設で育った。

幼少の折に両親が離婚し、神戸市の児童養護施設に姉と共に預けられる。

昭和43年に同施設を卒園(田中 実さんも同年卒園、ただし田中実さんは高卒で3歳年上)。

昭和52年頃、田中 実さん拉致実行犯・韓竜大(ハン・ヨンデ)が経営する中華料理店「来大」に勤務。

昭和53年には田中 実さんを「来大」に紹介し、共に働く。

同じ年の6月6日、韓竜大の誘いにより、田中 実さんがオーストリア・ウィーンに出国。その後半年程して、田中 実さん投函によるオーストリアからの国際郵便を受け取る。

その内容は「オーストリアはいいところであり、仕事もあるのでこちらに来ないか」との誘いであった。田中 実さんの誘いを受け入れ、打ち合わせと言って東京に向かったが、以後一切連絡がなく、行方不明となる。

連絡がないことを不思議に思った友人が、この間の事情を知る韓竜大に再三説明を求めたが、「知らない」と繰り返す。

その後失踪した2人を知る友人たちの間で「2人は北朝鮮にいる」との噂が広まり、韓竜大に近づく者がいなかった。

救う会兵庫」は平成14年10月に韓竜大、15年7月にその共犯である曹廷楽(チョ・ジョンガリ)についての告発状を兵庫県警に提出している。

兵庫県警HP

http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/

救う会兵庫HP

http://www.sukuukai078.net/04.html

救う会兵庫facebook

http://www.facebook.com/sukuukai078

■田中 実さんと金田竜光さんについて

https://youtube.com/watch?v=eYfVEni7iBU

【SEA OF MERCY】

The book named “Sea of Mercy”

13-year- old junior high school student Takeshi Terakoshi was abducted in May 1963.

He went fishing with his two uncle, Shoji and Soto-o Terakoshi. The fishingboat named Kiyomaru left for the fishing ground nearby Noto island, Ishikawa prefecture.

Kiyomaru encountered North Korean spy vessel. Spies were afraid of detection.

Soto-o and Takeshi were abducted and carried to Chong-jin city. Shoji was considered to be killed at the site.

Families, fellow fishermen and coast guard searched the area, but they could find only Kiyomaru and Takeshi’s school uniform.

They thought 3 persons were in disress and died. Funeral service was held.24 Years were passed.

In 1987, Soto-o’s sister received the letter from Soto-o and surprised.

Soto-o wrote “Takeshi and I am living in Gusong, North Korea”.

Takeshi’s father and mother visited to North Korea in1988 and met with Soto-o and Takeshi.

But they couldn’t say how they carried to North Korea because NK officials watched them.

North Korea made the story of their shipwreck accident and lifesaving.

Since then, Takeshi’s parents visited to him a lot of times but Takeshi and his family members cannot say that Takeshi and his uncles were abducted.

In 1997, Megumi Yokota case was appeared in the media and the national congress. Terakoshi’s case was also observed as an abduction case. But “he” denied that he was abducted and praised North Korea and the Kim family.

In December 2001, Pyongyang publishing company published a book named “Sea of Mercy”.

The author is Kim Myong-ho, Takeshi’s Korean name.

In that book, Takeshi wrote that they are not the abduction victims but happily living in North Korea after they ware saved. Moreover “he" denied other abduction case such as Megumi Yokota and Yaeko Taguchi in this book.

Nine months later, Kim Jong-il admitted and appologized for the abduction activities.

But North Korea still denies Terakoshi’s case as abduction and Takeshi and his family cannot say he was abduction victim because Takeshi himself is a hostage.

“Sea of Mercy”, the title is a symbol of North Korean regime.