もずの独り言・はてな版

半蔵ともず、はてなでも独り言です。

【みんな生きている】シェーンバッハ・サボー2021(2)/古屋圭司編

古屋圭司拉致議連会長。元拉致問題担当大臣衆議院議員

拉致議連は行動する議員連盟

今年も主催者の一人としてここに立たなければならない。忸怩たる思いです。

本当に申し訳ない。これが偽らざる気持ちです。

しかし、私たちは拉致問題解決までは徹底的に取り組んでいく。これは拉致議連の総意で、覚悟を持って決めています。

この15日(11月15日)には、横田めぐみさんが拉致されて丸44年になります。12日に母校の小学校で拉致問題の全校集会をやった。そんなニュースを耳にしました。

そして同級生の代表が、「もしかしたらめぐみさんの拉致は私にふりかかっていたかもしれない。だからこれは、すべての人に関係していることなのだ。だから政府はあらゆる手段を尽くして解決してほしい」と涙ながらに訴えたあのシーンを見まして、私だけではなくて、政府の関係者はもちろん、拉致議連に参加している皆さんも同じ気持ちで胸に突き刺さったと思います。

我々はつい2週間前までは与野党衆院選を戦っていました。しかし、民主主義が立脚しているのは選挙です。選挙で結論が出た以上は、一つにまとまる。拉致議連超党派拉致議連で、正式名称は北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟であり、与野党同じ考え方で取組んできました。今日は選挙後の挨拶回り等があったと思いますが、今日は多数の同志が参加してくれました。

話は変わりますが、今月号のある月刊誌に、横田拓也さんと飯塚耕一郎さんの対談が載っていました。私はつぶさに拝読しましたが、その中で、「政府は今まで拉致問題解決に本気で最高の努力を尽くしてきたのだろうか」という疑問がありました。

また解決には、政府も我々国会議員も国民一人ひとりも覚悟をしなければならない。それがあってこそ北朝鮮金正恩キム・ジョンウン)に、「拉致問題を解決しなければわが国に明るい未来はない」と認識させることが必要だとのことでした。

その通りだと私は思います。そして、「拉致問題は被害者や家族の問題ではなく、国民一人ひとりの問題だ」と本当にその通りです。主権国家の国民を強制的に奪い取ることはテロに等しいことです。

私たちはこの問題の解決のため、拉致議連としても徹底的にこれからも取り組んでいくとお誓いします。北朝鮮は常に、何か厳しい状況があると、脅してきます。そして国家というのも不愉快ですが、国家の基本は国民の生命と財産、生活を守ることです。

しかし北朝鮮はそんなことはお構いなしで核・ミサイルの開発に取り組んでいる。これは本当に許しがたい行為です。

私は何年も前にハングルのソフトを買って、「朝鮮中央通信」の配信をいつも見ていますが、厳しい状況の時は、仮想敵を作り、今は日本ですが、それをこきおろすのが常套手段です。でも額面通りに受け取る人は誰もいません。厳しい論調の裏には、本音は日本からの支援がほしいということです。

この度岸田新政権が誕生しましたが、岸田政権においても、「拉致は最重要課題の一つ」とはっきり言明をいただきました。そして早速家族会とも面会していただきました。さらに、「条件を付けずに金正恩と向き合う」との決意を表明されました。その通りだと思います。この考え方は寸分も狂うことがあってはならないと思います。そのために、あらゆる手段を尽くすということです。

そのためには今までやってきた取り組みを深めることももちろんですが、一方で新たな試みをしていく。私はその時期が来ていると思います。

拉致議連は政府の取り組みを決定的に支援する一方、やり方が少し生ぬるければ背中を押す等その取り組みを応援していきたいと思います。それが超党派で行動する拉致議員連盟の責任だと思います。

これからの我々の目標はただ一つ。北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動することです。しっかりその目標に向かって、これからも関係者と連携しながら頑張っていくことをお約束してご挨拶に代えます。

ありがとうございました。

救う会全国協議会HP

http://www.sukuukai.jp/

■政府拉致問題HP

http://www.rachi.go.jp/

拉致問題対策本部公式動画チャンネル

https://youtube.com/c/rachitaichannel

特定失踪者問題調査会HP

http://www.chosa-kai.jp/

◆昭和53(1978)年6月頃

元飲食店店員拉致容疑事案

被害者:田中 実さん(Minoru Tanaka)

(拉致被害時28歳)

※This person was Abduction by North Korea

欧州に向け出国したあと失踪。

平成14年10月にクアラルンプールで行われた日・朝国交正常化交渉第12回本会談及び平成16年に計3回行われた日・朝実務者協議において我が方から北朝鮮側に情報提供を求めたが、第3回協議において北朝鮮側より北朝鮮に入境したことは確認できなかった旨回答があった。

平成17年4月に田中 実さんが拉致認定されて以降、政府は北朝鮮側に対し即時帰国及び事案に関する真相究明を求めてきているが、これまでに回答はない。

兵庫県警HP

http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/

救う会兵庫HP

http://www.sukuukai078.net/04.html

救う会兵庫facebook

http://www.facebook.com/sukuukai078

■田中 実さんと金田竜光さんについて

https://youtube.com/watch?v=eYfVEni7iBU

■田中 実さんと恩師渡辺友夫さんの話

https://youtube.com/watch?fbclid=IwAR2aV3zzV5jXDLfx_WrzH2tBdYJ2Qm5isPvDJPvrZ8TXXf5DnX7Vy4068uo&t=71s&v=PfPNGVhejxk

[In or around June 1978: Former restaurant worker abducted]

Abductee: Minoru Tanaka (28, male, Hyogo Prefecture)

Disappeared after departing Japan for Europe.

The GoJ requested that North Korea provide information on this case at the 12th round of Japan-North Korea Normalization Talks held in Kuala Lumpur in October 2002 and all three Japan-North Korea Working-Level Consultations held in 2004. During the third round of consultations, North Korea asserted that there is no evidence that Mr. Tanaka had ever entered North Korean territory.

Since April 2005, when the GoJ officially identified Minoru Tanaka as an abductee, the GoJ has demanded that North Korea immediately allow him to return to Japan and provide a full accounting of his case. North Korea, however, has not responded.

《特定失踪者・金田竜光さんについて》

◆氏名:金田 竜光

(かねだたつみつ)

(Tatsumitsu Kaneda)

※This person was Abduction by North Korea

◆失踪年月日:昭和54(1979)年ごろ

◆生年月日:昭和27(1952)年

◆性別:男

◆当時の年齢:26歳

◆当時の住所:兵庫県神戸市東灘区青木

◆当時の身分:中華料理店「来大」の店員

◆身長:180cm

◆特徴:

1)非常に痩せていた

2)右小鼻から右目にかけて薄いあざ

3)明るく社交的で友人が多かった

◆失踪場所:神戸市東灘区

【失踪状況】

金田さんは韓国籍

田中 実さん(昭和53年に拉致)と同じ施設で育った。

幼少の折に両親が離婚し、神戸市の児童養護施設に姉と共に預けられる。

昭和43年に同施設を卒園(田中 実さんも同年卒園、ただし田中実さんは高卒で3歳年上)。

昭和52年頃、田中 実さん拉致実行犯・韓竜大(ハン・ヨンデ)が経営する中華料理店「来大」に勤務。

昭和53年には田中 実さんを「来大」に紹介し、共に働く。

同じ年の6月6日、韓竜大の誘いにより、田中 実さんがオーストリア・ウィーンに出国。その後半年程して、田中 実さん投函によるオーストリアからの国際郵便を受け取る。

その内容は「オーストリアはいいところであり、仕事もあるのでこちらに来ないか」との誘いであった。田中 実さんの誘いを受け入れ、打ち合わせと言って東京に向かったが、以後一切連絡がなく、行方不明となる。

連絡がないことを不思議に思った友人が、この間の事情を知る韓竜大に再三説明を求めたが、「知らない」と繰り返す。

その後失踪した2人を知る友人たちの間で「2人は北朝鮮にいる」との噂が広まり、韓竜大に近づく者がいなかった。

救う会兵庫」は平成14年10月に韓竜大、15年7月にその共犯である曹廷楽(チョ・ジョンガリ)についての告発状を兵庫県警に提出している。

兵庫県警HP

http://www.police.pref.hyogo.lg.jp/

救う会兵庫HP

http://www.sukuukai078.net/04.html

救う会兵庫facebook

http://www.facebook.com/sukuukai078

■田中 実さんと金田竜光さんについて

https://youtube.com/watch?v=eYfVEni7iBU

【SEA OF MERCY】

The book named “Sea of Mercy”

13-year- old junior high school student Takeshi Terakoshi was abducted in May 1963.

He went fishing with his two uncle, Shoji and Soto-o Terakoshi. The fishingboat named Kiyomaru left for the fishing ground nearby Noto island, Ishikawa prefecture.

Kiyomaru encountered North Korean spy vessel. Spies were afraid of detection.

Soto-o and Takeshi were abducted and carried to Chong-jin city. Shoji was considered to be killed at the site.

Families, fellow fishermen and coast guard searched the area, but they could find only Kiyomaru and Takeshi’s school uniform.

They thought 3 persons were in disress and died. Funeral service was held.24 Years were passed.

In 1987, Soto-o’s sister received the letter from Soto-o and surprised.

Soto-o wrote “Takeshi and I am living in Gusong, North Korea”.

Takeshi’s father and mother visited to North Korea in1988 and met with Soto-o and Takeshi.

But they couldn’t say how they carried to North Korea because NK officials watched them.

North Korea made the story of their shipwreck accident and lifesaving.

Since then, Takeshi’s parents visited to him a lot of times but Takeshi and his family members cannot say that Takeshi and his uncles were abducted.

In 1997, Megumi Yokota case was appeared in the media and the national congress. Terakoshi’s case was also observed as an abduction case. But “he” denied that he was abducted and praised North Korea and the Kim family.

In December 2001, Pyongyang publishing company published a book named “Sea of Mercy”.

The author is Kim Myong-ho, Takeshi’s Korean name.

In that book, Takeshi wrote that they are not the abduction victims but happily living in North Korea after they ware saved. Moreover “he" denied other abduction case such as Megumi Yokota and Yaeko Taguchi in this book.

Nine months later, Kim Jong-il admitted and appologized for the abduction activities.

But North Korea still denies Terakoshi’s case as abduction and Takeshi and his family cannot say he was abduction victim because Takeshi himself is a hostage.

“Sea of Mercy”, the title is a symbol of North Korean regime.